見どころ
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玉細工の中で一番有名で、知名度が一番高い『翠玉白菜』
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張大千先生記念館
国立故宮博物院は台湾の有名な中国の歴史と文化芸術史の博物館です。台北市基隆河北岸士林区外双渓にあり、1962年に建築し始め、1965年夏、完成しました。総面積は約16ヘクタールです。4階建ての中国宮殿式建築は壁が白く、レンガは緑で、中庭が梅の花の形をしています。山を背にして水に面し、雄大な迫力があり、るり瓦に黄色い壁の建築には中国の伝統的な宮殿の特色が溢れています。
博物院には展覧室が20室ぐらいあり、展示物は数えきれないほど収蔵されています。南京国立中央博物院、北京故宮博物院、瀋陽故宮、熱河行宮から台湾に運ばれたもので主に書画、銅器、磁器、玉細工、漆器、エナメル、彫刻、文具、図書、文献、ほかの芸術品など24万件余りの文物があります。整理後の30万件余りの書類と寄贈されたものや購入したものなど1万件余りのものを加えると、合計60万件の所蔵品があります。収蔵されている毛公鼎、散氏盤など商周時代の青銅器、歴代の玉細工、陶磁器、古典籍、文献、王羲之の『快雪時晴貼』・黄公望の『富春山居図』後部長巻・懐素の『自叙貼』・顔真卿の『劉中使貼』・蘇東坡の『寒食貼』といった書画・拓本はすべて珍しいものです。国宝レベルのものは3か月ごとに展示物が交替されています。10大国宝は:
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1.『毛公鼎』:西周時代、銘文字数が一番多く、形が古拙です。
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2.『散氏盤』:西周時代、銘文字数が多く、銅質が一番立派です。
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3.『祭姪文稿』:顔真卿の真筆で、天下一か天下二番目の行書と言われています。
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4.『黄州寒食貼』:蘇軾の代表作で、王羲之の『蘭亭集序』と顔真卿の『祭姪文稿』と共に三大行書と称されています。
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5.『江行初雪図』:五代、名人趙乾の真筆絵画で、李後主の字句が書き記されています。
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6.『渓山行旅図』:范寛の真筆で、東のモナ・リザと美称されています。
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7.『富春山居図』:元の時代、黄公望の代表作です。
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8.『天青無紋水仙盆』:北宋の時代、汝窯無紋片の唯一の後世に伝わっている傑作で、形が美しいです。
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9.『蓮花氏碗』:北宋の時代、汝窯のもう一つの代表作です。
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10.『翠玉白菜』:清の時代、玉細工の中で一番有名で、知名度が一番高いです。
営業時間
故宮展覧館:8:00~18:30。金曜日夜・土曜日夜の開館時間は18:30~21:00です。(台湾住民は身分証提示で無料です。)年中無休。
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図書文献館:9:00~17:00。日曜日・休日休館。
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張大千先生記念館:月曜日・休日休館。一週間に入館予約申請を提出してください。
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至善園:9:00~19:00。月曜日休館。
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無料案内サービス:
中国語案内:9:30、10:00、 14:30、 16:30。
英語案内:10:00、15:00。
入場料
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故宮展覧館:1、普通チケット:NT$250;
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2、団体見学チケット(10人以上):NT$120;
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3、軍人、警察、学生、文化機関のボランティア証を持っている方、学生証を持っている台湾省以外の学生:NT$150;(注意:2008年3月1日から、土曜日の夜は一律無料になります。至善園:NT$20)
交通アクセス:
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MRT淡水信義線で士林駅下車、1番出口から出て中正路で紅30(ステップの低いバス)に乗り換え、故宮博物院正門で下車。あるいは、255番、304番、815番(三重―故宮博物院)、小18番、小19番バスに乗り換え、博物院正面の広場前で下車。
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MRT文湖線で大直駅下車、茶色の13バスに乗り換え、故宮博物院の正面広場前で下車。あるいは、MRT文湖線で剣南路駅下車、茶色の20バスに乗り換え、故宮博物院正門で下車。