広西壮族自治区の大新県から西約53キロ離れた所に、中国でも有数の観光地、明仕田園があります。「小桂林」と呼ばれるこの地方には、両岸に青竹が密生する明仕河が大きなカーブを描いて流れ、なだらかな平野には尖り帽子の峰々が林立しています。のどかな農村と丸木橋、柔らかな風にゆれる稲穂、農夫が田を耕すかたわらでは牧童が水と戯れます。おとぎ話に出てくるような南国の農村風景がここでは毎日見られます。
明仕の景色は確かに美しいです。そこは青々とした山ときれいな水に恵まれて、有名な観光地となりました。一番有名なのは明仕河です。
明仕河の水源はベトナムにあり、念斗屯(地名)から中国に流れてきます。明仕河は大新県の明仕、芦山などの地域を通って、南東方向に流れていき、黒水河に合流します。全長は44.13キロメートルです。明仕田園の美しい景色は主に明仕から抜浪にかけての地域に集まっています。風致地区にある河の長さは8キロメートルで、今開発されたのは2.2キロメートルです。
観光客は開発された河で竹のいかだに乗り、河岸の景色を楽しめます。ここでは、典型的なカルスト地形の景観が見られ、青々とした川と竹の影も見られます。他に、古めかしい壮族の村、壮大な将軍山、きれいな通天洞、面白い万乳崖と自然的に生成された崖壁画などが見られます。
昔々、中国の南海に生活していた龍は桂林山水の美しい景色が好きなので、人間に変わり、観光に桂林へ行きました。帰るとき、その龍は魔法を使って、桂林の景色をきれいな所に縮小して、袋に隠していました。彼はこの袋を持って南海に帰ろうとする時、神様に発見されました。そこで、雷の神はその龍を殺してしまいました。龍が殺された後、袋の中に隠された桂林の景色は明仕村に落ち、今の明仕田園となりました。
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