フフホトの清真大寺は中国イスラム教のモスクであり、内モンゴル自治区のフフホト市旧城の北門近くにあります。清の乾隆年(1736年~1795年)には新疆などからたくさんの回族のムスリムがフフホトに移り住んできました。そして彼らは資金を集め、清真大寺を建設しました。
清の時代の康煕32年(1693年)に建て始められ、当時は比較的粗末な造りで、数室しかありませんでした。乾隆4年(1789年)に拡張工事が行われました。同治8年(1869年)には南北の講堂が建てられました。1923年から1925年の間にイスラム教徒たちの寄付によって修築され、そして現在に至っています。1939年に建てられた「望月楼」は高さ約36メートルの下層は六角型3層のレンガ造り、反り返った軒先の建物です。
内部にあるらせん状の梯子で上に登ることができます。現在のモスクの敷地面積は6ムーで、西向きの宮殿です。前に廊下があり、正門の上には「清真大寺」の横額があります。そして門の両側には勝手門あります。正門から入ると、真正面の礼拝大殿の壁に刻まれた「主は唯一」の大きな四文字が飛び込んできます。その下には「見性、正心、誠意、修身、明心」10文字が楷書で書かれています。
境内には主体となる建物、礼拝大殿が東向きで建てられています。大殿の前は通り抜けられるようになっており、南北に講堂があります。モスクの裏には南向きの浴室があり、南西側には望月楼があります。建物全体は中国の伝統建築を主とし、イスラム教の装飾芸術を兼ね備え、精巧で荘厳な造りになっています。境内には様々な掛け物があり、手書きのアラブ文字の「コーラン」30巻が収蔵されています。清真大寺は現在、フフホト市の保護文化財として登録されています。
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