中国の「紅包」とはご祝儀やお年玉のことです。春節の時に目上の人から目下の者や子どもにあげる赤い紙で包んだお金のことです。未成年の人にお年玉を配ることは「願いと幸運を彼らに与える」ことを意味しています。お年玉は包んでいる赤い紙が幸運の象徴として重要な意味をもっており、中のお金は子どもを喜ばせるだけのものです。お年玉を受け取ったらその場ですぐに開けてはいけません。くださった方に失礼にあたります。
中国で、お年玉は「圧歳銭」と呼ばれます。これは中国語で「歳」と「祟」が同じ発音であり、年始に大人が子供に金銭などを与えることで子供を襲う祟りが抑えられ、その一年を平穏無事に過ごすことができるという民間信仰から来ています。
日本のポチ袋は白地が主流ですが、中国は違います。中国人は赤色が好きで、赤色は活力があり、喜びと幸運の象徴ですので、中国では赤地が主流で、お年玉は必ず「紅包」(赤いポチ袋)に入れて渡されます。
春節の挨拶の際、目上の者は予め用意しておいたお年玉を下の人に渡します。それによって邪気を追い払うとされています。またいただいた者は安泰に一年を過ごせるといいます。そして子供が寝ているうちに親がこっそりとお年玉を枕の下に置いてくる場合もあります。
これ以外にも、他の子供に渡すこともあるので10~20元のお年玉もいくつか用意しておきます。ただし例外もあります。もし渡す側が未婚の場合、両親や祖父母にお年玉をあげる必要はありません。結婚しても両親と祖父母からは子どもの一年を祈願する意味でお年玉をもらいます。
wechat「紅包」はwechatの送金機能です。近年、wechatで親友や友達に「紅包」を送るのが新年挨拶として若い人の中で主流となってきています。
「紅包」は春節に限られない、結婚、会社のボーナス、新店オープン、子供の進級などでもお祝儀として渡されます。
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