ウルムチは悠久なる歴史を持つ都市です。市の周辺の古墳からは、3~4千年前の新石器時代古代の石器が出土され、諸民族が生活した証があります。
前漢時代初期に朝廷は戊己校尉を置き、ウルムチ付近の金満(吉木薩爾ジムサル)を屯田しシルクロード北線の安全を守り、後漢の時期には東師六カ国の一部となっています。唐時代の紀元640年、朝廷は天山の北麓に庭州を設立し、この一帯を輪台(ルンタイ)県としました。現在の市東南部の郊外にある烏拉泊(ウラハク) 貯水池の南側には、当時の軍事要衝で古城が遺跡として残されています。
清時代の1755年から駐屯と開墾を奨励し食糧の税金を減額する政策を実行したことから大規模に開発され、1758年には清軍が延長約5.89km(一里五分)で高さが3.64m(一丈二尺)の土城を現在の南門の外に建築し、これが現在のウルムチ市の原形になっています。1763年、旧土城は北へ延ばされ延長21.21 km(五里四分)に達し、工事完了時に乾隆皇帝から「迪化(デイカ)」と命名されました。1884年に新疆省が設けられたことから、新疆に設置した軍事と政治の管理は伊犁(イリ)から迪化に移され、迪化は伊犁に代わり区の都になりました。
1949年、新疆が解放されたことから迪化市人民政府(市役所)が創立され、1954年に迪化から元の名前のウルムチに戻りました。現在、この1300年余りの歴史を持つ都市は西部大開発により、既に近代化された大都市に発展しています。
旅情あふれるシルクロード列車の旅(9泊10日)
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