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中国六大古村
黎平県肇興トン族村
貴州省黎平県の肇興にあるトン族村は、中国最大で、最も古いトン族村と言われています。五鼓楼、五戏台、5本の風雨橋が連なった風景は、美しいだけでなく壮麗という言葉が似合います。大寨は外側を砂利道や渓流に囲まれて外界から分離されていて、密集して並んでいる吊脚木楼、歌坪(集まって歌を歌ってお祝いする場所)、禾晾(アワの穂を陰干しにする木組み)、禾倉(農作物を保存する倉庫)の周辺を散歩していると、方向感を失いそうになり、このまま道が果てしなく続くような錯覚を覚えます
黎平県自体は山岳地域であり、肇興のトン族村は険しい山に挟まれた狭くて長い谷状のくぼ地にあります。 そのくぼ地に建物が密集していますが、建築方法は木材を組み合わせただけのトン族特有の珍しいものです。 現地の棚田は山の斜面に沿って段々に分布していて、常に雲で覆われていますが、春になると菜の花が咲き乱れ、その景色は人々を魅了します。 肇興は鼓楼の故郷というだけでなく、歌舞をはじめ伝統行事の故郷としても知られています。 たとえば、トン族劇、踩歌堂(古代の女傑「莎歳」を称える祭り)、行歌坐月(若い男女の交際や恋愛を表現する踊り)、赶歌坪(歌節)、祭莎(祖先を慰霊する祭り)、抬官人(正月3日の春節伝統行事)、请寨客(お客を招待する行事)、闘牛などの多彩なトン族の民族文化の伝統行事が伝承されています。