中国旅行専門店-AraChina(Since 1959)

カナス湖畔図瓦村

図瓦村(トガ村)はカナス湖(新疆)の南岸より2-3キロメートルのカナス谷に位置しています。そこは山紫水明で、すばらしい環境のところです。図瓦村は布爾津県からカナス湖までの観光途中に必ず通るところです。海抜は1390メートルあります。

カナス図瓦村の住民たちは『自分達はモンゴル族の図瓦人』と呼んでいます。「図瓦」は「土瓦」「徳瓦」「庫門チャク」という別名もあります。 悠久な歴史をもち、古代の文献の記録によれば、隋唐時代に「都播」(トハ)、元の時代に図巴(トハ)、禿巴思(トクハシ)、烏梁海種人(ウリョウカイシュニン)などと称されていました。ある学者は「図瓦人はジンギスカンが西へ遠征する際に残された一部の老人や、弱者、病人、障害のある兵士にはじまり、だんだんと人口が増加し、現在のようになった」と推測しています。それに対し、カナス村の年長者たちは、自分達はロシアの図瓦共和国の図瓦人と同じ民族に属すと称しています。

図瓦人は独自の生活習慣や言語を保持しています。図瓦語はアルタイ語系の突厥語とカザフ語に似ており、そのため殆どの図瓦人はカザフ語ができます。またこれは現在のモンゴル語とは異なった言語です。現在の学校では基本的にモンゴル語が使われています。風俗上では、図瓦人はモンゴル族の伝統的なオホ節(『オホ』とはモンゴル語。路傍に石や土を積み上げたもののことで、本来は道標や境界石であったが、やがて神霊の宿る場所として祭祀の対象となった。)の他、スウロ節(冬節)、漢民族の春節と正月の元宵節を祝い過します。図瓦人は主に仏教を信奉していますが、シャーマニズムの影響も受けています。図瓦族の家屋は木を積み上げ造られており、下の方が四角形で、上の方が尖った形をしています。遊牧する時には、丸テントで生活しています。 カナス図瓦村はカナス湖の風景と一体となり、カナス観光区の魅力的な景観と民族風情を醸し出しています。

カナス湖畔図瓦村 カナス湖畔図瓦村