敦煌料理
中国新八大料理の一つに数えられる敦煌料理は、地元の羊や牛などの素材を生かしたもので、四川料理と合うのが特徴です。唐辛子や花椒などの香辛料を効かせた場合が多いです。敦煌の食文化のもうひとつの特徴は胡食であり、つまり中国の北部や西部の異民族(とくに遊牧民族)の食べ物です。ここの料理の中で驢肉黄麺などの麺食をはじめ、ほぼ半分は胡食あるいは胡食から進化されたものだそうです。
代表的な料理は駱肉黄麺、紅焼駱肉、ラクダ肉餃子、雪山駝掌、牛肉ラーメン、気鍋鶏などです。
人気な名物料理
驢肉黄麺(驢馬の肉と麺)
「驢肉黄麺」とは、ロバの肉と炒め味噌うどんのような黄色い麺です。黄
麺は龍のひげのように細く、金線のように長く、麺味噌を加えて食べると香りが口に広がります。あっさりとして美味な驢肉も心配する必要は全くありません。
鮮やかで食欲をそそる驢肉黄麺は評判通りに敦煌では欠かすことのできない食べ物です。
羊雑砕(ヤンザースイ)
羊雑砕とは羊の心臓、肝、胃などの内臓を辛いタレなどと混ぜ、スープで煮込んだ料理です。この料理は庶民的ですが、見た目と違い、思いがけなく美味しいです。敦煌の地元たちだけではなく、観光者にとっても好きな料理になったそうです。この料理は濃厚な香りで、噛んだ触感が柔らかいです。また、この中に「雑砕麺」と呼ばれる麺を入れても基本的な味が変わらずなかなか美味ですよ。