滄浪亭は蘇州の南にあり、蘇州の四大名園の一つで、蘇州で一番古い園林です。北宋時代に建てられました。滄浪亭の構造は他の庭園とは違って、園外にある池の水が庭園を囲んでいます。園内の山や石が主な景観です。庭園に入ると、目に入るのはまず山で、滄浪石亭はその山にあります。麓には池があり、山と水の間は折れ曲がっている廊下が繋げています。
築山の東南部にある明道堂は、園林の主体建物です。明道堂は明、清時代の文人が講義をするところでした。同堂は築山と古木が互いに引き立てあい、厳かでしめやかです。竹は滄浪亭の特色の一つで、現在、園内には20種あまりの竹があります。
翠玲瓏館はいくつかの広さの異なる小部屋とつながり、全体に曲折しています。風が吹くと、緑の竹が風に揺れて、人の心に染み渡ります。
翠玲瓏館の隣は五百名賢祠です。御霊屋の壁には594の蘇州の歴史上の人物の彫像が刻んであります。整った数の「五百」を取って名付けられました。一つの石には5人の彫像があり、賢人の功績を記した文も刻まれています。
他には看山楼、仰止亭、御碑亭などの建物があります。