蘭州碑林は地域文化の特色を備えています。書道芸術の角度から、黄河文明、シルクロード文明、西部文明の光り輝く歴史と現代における発展を展示しています。
草聖閣(草聖:草書の達人)の一階には、中国伝世の書道の粋が並び、真書、草書、隷書、篆書、行書各書体、歴代の名人による名作などが数多く収められています。二階には、蘭州碑林の鎮館の宝-「淳化阁帖」、「敦煌写经」、「秦汉简犊」-三つの刻石碑面が展示されています。その内の「敦煌写经」と「秦汉简犊」は、銘文としては初めて石に刻まれたものです。三階には、書跡の拓本と資料が展示されています。四階には、林則徐(りんそくじょ)、左宗棠(さそうとう)、郭沫若(かくまつじゃく)、于右任(うゆうじん)、張大千(ちょうだいせん)、舒同(しょどう)、趙朴初(ちょうぼくしょ)、啓功(けいこう)の書跡の刻石碑面が展示されています。五階には、毛沢東と孫中山の書跡の刻石碑面が展示されています。
西の回廊では、甘粛省歴代の著名な書道家の書跡を刻んだ碑を展示しています。東の回廊では、現代書道家らが甘粛省を詠った作品を刻んだ碑が展示されています。甘粛省で特に有名な碑は「碑軒」と「古碑苑」にあります。「隴右書芸学院(隴は甘粛省をさす)」は、書道家と書道愛好家たちの学習と交流の場として利用されています。書道に関する書籍、新聞、拓本などが収蔵され、書道シンポジウム、学習会、展示会なども開くことができます。
蘭州碑林は、蘭州市黄河北岸の白塔山西の峰に位置し、建築面積6000平方メートル。巧みに配置された庭には、草書の達人・張芝(ちょうし)にちなんで命名された「草聖閣」、長さ400メートルの東西石碑回廊と石碑廊下、石碑亭、張芝像、隴右書芸学院などのスポットがあります。また、「草聖閣」からの眺望は非常に美しく、巍然として連なる山々、帯のような黄河、高層ビルが林立する市街、縦横に駆け巡る車など、蘭州の都市部と自然を一望できる最高のスポットと言えます。
蘭州,武威,酒泉,敦煌ー河西走廊之旅(6泊7日)
西安, 蘭州, 武威, 張掖, 酒泉, 嘉峪関, 敦煌
石器時代から明代まで、各時代ごとに出土品が展示されている甘粛省博物館、銅奔馬出土地―武威雷台、中国市内最大臥佛―張掖大佛寺、漢代長城遺跡-玉門関など見学、すべて車旅行で、沿道の風景を満喫!
専用車と列車にて楽々、感動のシルクロード(9泊10日)
西安, 蘭州, 嘉峪関, 敦煌, 柳園市, トルファン, ウルムチ
旅情あふれる寝台列車に2度乗車鉄道旅行。敦煌、ウルムチに各2泊、西安もじっくり観光。