万里の長城は「世界7大奇跡」の1つで、中国観光のハイライトです。万里の長城は紀元前7世紀の春秋時代から明代まで、約2000年以上に亘り、造成を重ねてきました。現存するものの大部分は、明代の建造で、総延長約6000キロの世界最大の城壁です。衛星写真でもはっきりと見ることができます。
八達嶺長城は、北京から約60キロ離れた居庸関の北に位置し、保存状態がよく、長城の中でも代表的な区間で観光客が最も多いです。
八達嶺長城の歴史
長城の城壁は、中国が統一された秦の始皇帝の時代に、「匈奴」の侵略から領土を守るために建設され、その後、城壁は拡大と延長を繰り返し、明朝の時代に完成したといわれています。
建築
城壁の総延長は、7300キロで、城壁は、西は嘉峪関の砂漠から東は渤海まで続いています。 高さは平均、7.8メートル、土台は重さ500キロの巨大な花崗岩で築かれています。 城壁の上には、馬5頭もしくは、人10人が並んで進むことができます。 東西に1つづつある城楼は古代の関所で、明の弘治十八年(1505年)に建造されました。 東の門には「居庸外鎮」、西の門には「北門鎖鑰」と字が彫られています。
万里の長城は1987年世界文化遺産に登録されています。