ラサクンガ空港は、ラサの南西約100キロメートルに位置し、クンガ県を横断する壮麗なヤルツァンボ川の南岸にあり、標高3600メートルに迫る世界有数の高標高に位置する国際空港です。現在は重慶、成都、北京、広州、チャムド(昌都)、ニンテイ(林芝)とを結ぶ国内線と、ネパール(カトマンズ)までの国際線が就航しています。
ラサと北京、広州、上海を結ぶ路線は便数は少ないため、割引運賃はあまり適用されません。便数の多い重慶、成都からのラサ便は予約もとりやすく割引もありますので、旅程に余裕があれば同地での乗り換えがお得です。
北京~ラサ:3便、2便は経由便で、1便は直行便です。
上海~ラサ:2便、1便は経由便で、1便は直行便です。
広州~ラサ:1便の直行便です。
シンセン~ラサ:2便の経由便です。
重慶~ラサ:毎日10便(直行便)。
成都~ラサ:毎日10便(直行便)。
ラサとクンガ空港とを結ぶシャトルバスは、6:30-7:30,8:00-8:30,9:30-10:30,13:00-13:30の時間帯に、ある程度の乗客数が揃い次第、順次発車します。
ラサ市内からクンガ空港までタクシーを利用した場合は、およそ150元程度ですが、逆に空港からラサ市内までの利用には一人当たり30元しかかかりません。空港へ向かう途中で立ち往生しているタクシーをよく見かけますので、朝出発するなら整備の行き届いたシャトルバスをご利用したほうがお勧めです。
現在ラサからニンテイ(林芝)までの道路が開通し、これまで12時間を要していた長旅は、ニンテイの八一まで7時間にまで短縮されました。クンガ空港に待機する多くのタクシー運転手が「今日中にニンテイへ着けるよ!」と叫びながら客引きをしています。
ラサ駅はラサの西南に位置し、トゥールン・デチェン県柳梧郷のラサ川南岸にある青蔵鉄道最大の駅です。
ラサ駅標高は3600メートルを超え、ポタラ宮から20キロメートルの距離にあります。ラサ市から駅までの道はアスファルトで舗装され、91番の路線バスが往復しています。
ラサ-シガツェ線は途中13の駅があり、青蔵鉄道の終点であるラサ駅を出発し途中、総延長約90kmのヤルツァンポ大峡谷を経由し、終点シガツェ駅に向かいます。観光客が列車でラサからシガツェへチョモランマ観光が可能です。
この線の開通はチベットと中国内地の関係をより強化させるだけでなく、チベットの経済、文化、旅行などの発展にもつながり、青蔵の発展と社会の進歩のために原動力になることでしょう。
列車番号 | 出発時間 | 到着時間 | |
---|---|---|---|
ラサ~シガツェ | Z8801 | 08:30 | 11:25 |
ラサ~シガツェ | Z8803 | 15:20 | 17:59 |
シガツェ~ラサ | Z8804 | 12:05 | 14:40 |
シガツェ~ラサ | Z8804 | 18:40 | 21:33 |
川蔵公路から陸路でチベットに入るのに最も適した時期は、5月と8,9,10月です。雨期に入ると、土砂崩れで一時封鎖されることが珍しくありません。
ラサの幹線自動車道路は、東のニンテイ(林芝)、チャムド(昌都)、西のツガツェ(日咯則)、ギャンツェ (江孜)、ダム(樟木)、北のゴルムドとも繋がっています。現在チベットへ連絡する道路は四つあり、それぞれ川蔵公路、新蔵公路、滇蔵公路、青蔵公路という名称で、そのほかネパール国境へと通じる中尼道路もあります。
川蔵北線はチベットと内陸とが結ばれた最初の道路で(1954年末開通)、ルートの大半を牧場地帯が占め、標高も高く、定住者の少ない地域であったため、雄大な景観が自然のまま残されています。川蔵北線は1958年の開通後、沿線には多くの人が住みつきましたが、沿道の高山や渓谷の美しさは今も変わりません。
川蔵公路でチベットに入るルートは、高山を越え、激流を渡る、非常に過酷な行程です。しかし道中に現れる雪山、原生林、草原、氷河といくつかの河川(金沙江、瀾滄江、怒江など)が壮麗な景色を見せてくれます。
川蔵公路の標高は緩やかに上昇していきますので、急に空気が薄くなることで高山病になる心配はありません。この街道は数多くの町を経由するので、様々な料理や山の幸が楽しめます。
新蔵公路は殆ど居住者のいない地域を貫くルートで、天候は不安定で、酸素も薄く、過酷な旅になります。しかし道中は雄大な崑崙山脈とカラコルム山脈、神秘的な湖、至るところに現れる野生動物たち。地球上のここでしか見られない絶景は探検者の楽園だと言えます。春と冬には大雪によって封鎖され、この間は通行できなくなります。通行に適した時期は5月初旬から10月中旬の間です。道中は気候が悪く、食事や休息環境も過酷ですので、防寒服、薬品、食糧、寝袋などの装備を充分に準備しておきましょう。
滇蔵公路はチベットに入る道路の中で、最も標高が低い街道で、最高地点(紅拉(ホンラ)雪山口)の標高は4300メートルほどです。このため、気温は暖かくて空気も湿っぽく、沿道には木が生い茂っています。ルート上を横断する金沙江、瀾滄江によって山脈が分けられており、高低差が大きく、一日で四季の気候と風景を楽しむことができます。
チベットに連絡する最も重要な道路で、自動車が通過可能な道路としては世界で最も標高が高く(最高地点海抜5,565m)、ゴルムドを抜け西寧までを結ぶアスファルト道路です。チベットまでの所要時間が最も短く、路面状況も安定している道路です。
青蔵公路には定期運行するバスがあり、沿線には草原、塩湖、ゴビ、高山、砂漠などの景色が楽しめます。途中には崑崙山口、五道梁、唐古拉山口など標高が高く気温が低いところを通過しますので、防寒用の衣類と高山病予防の薬などを準備しておくことをお勧めします。
中尼道路はネパール国境を超える街道で、中国領内の総延長は715kmです。ラサから西方向、ヒマラヤ山脈に沿うように上り、標高5220メートルの嘉錯拉山口が頂点となり、ヒマラヤ山脈を越え南麓に入るとそこから急に下がり、国境の町、ダム(樟木)へ至ります。
中尼道路は山岳道路ですので、路面状況はそれほどよくありません。現在チベット政府は道路修繕に取り組んでいます。
ラサには北郊と東郊という二つのバスターミナルがあります。
北郊バスターミナルはラサ市扎基路11号にあり、長距離バスを主としています。ナクチュ(那曲)シガツェ、ロカ(山南)、アリ、ゴルムド、シャングリラ、リンプン(仁布)、サキャ(薩迦)までの路線が運行されています。
東郊バスターミナルは、ラサ市江蘇東路3号にあり、近距離バスを主としています。八一鎮、ダムシュン、松巴郷、チュシュル(曲水)、ヤンパチェン(羊八井)、ガンデン寺、熱振寺、ルンドゥブ(林周県)、メルド・グンカル、ヤムドク(羊卓雍措)、サムイェー寺(桑耶寺)などの路線が運行されています。
ラサ近隣の町へのバスが運行されており、チュシュル(曲水)、ニェモ(尼木)、リンプン、ツェタン(澤当)、ナクチュ(いつでも発車し、中型バスの料金は63元)、ダムシュン、アムド、コンボギャムダとを結びます。
またラサから少し距離のある周辺都市にも、八一(120元)、ブムダ(邦達)、シガツェ(38元)、ドモ(100元)などのバスが運営されております。
ただしダム(樟木)、チャムド、ギャンツェ、ラツェ(拉孜)などの遠く離れた町へのバスは運行されていません。また獅泉河、プラン、アニマ、マルカムなども同様に、レンタカ―(チャーター)やヒッチハイクで行くしかありません。
タクシー料金はメーター制 で徴収され、初乗り料金は10元/五キロ、以降料金は1キロ当たり2元ずつ加算されます。ラサは狭いので、市内の移動は初乗り料金で充分です。しかし、郊外のデプン寺(哲蚌寺)、サラダ寺などに行くなら、初乗り料金では足りません。レンタカ―は一日約200~300元となり、観光閑散期には費用が安くなります。
注意事項:ラサのタクシーはお客様を乗せていても、走行中に別の客を相乗りさせるのが一般的です。先のお客様を目的地に送り届け、後のお客様の目的地に向かいます。原則として相乗りの拒否はできず、料金の割引等もありません。
三輪車はラサの特徴的な交通手段で、二人まで乗車できます。もともと市内各所で利用することができましたが、現在はポタラ宮広場前の北京路の走行が禁止されたため、広場の東および北の地域だけで利用することができます。三輪車を利用する際には、必ず乗車前に目的地を告げ、運転手と値段の交渉をしてください、値段は3~20元となります。
ラサの多くの旅館・ホテルは自転車を貸し出してくれます。普通の自転車なら一時間毎に5元、一日15~20元、マウンテンバイクなら一日50~60元が一般的です。自転車でラサを巡るのは爽快な体験です。ラサ市内とその周辺は道が平坦な上に、安くて便利な移動手段であることから、多くの旅行者に利用されています。
チベットラサショトン祭(雪頓祭)(4泊5日)
ラサ
ショトンとは「ヨーグルトを食べる祭り」というのが本來の意味で、紀元11世紀半ばから始まり、最初は単純な宗教祭でした。17世紀から、ショトン祭はタンカ(仏畫)開帳、チベット劇などの重要なイベントとなっています。
料金: -
中国の秘境チベット訪問!7泊8日間
北京, ラサ, ツェダン, ギャンツェ, シガツェ, 那曲
ラサ、ツェタン、ギャンツェ、シガツェ、当雄とチベットの人気都市5箇所訪問、神秘のチベットを満喫していただけます!
料金: -
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