紅河州
紅河州の概要
蒙自市を州府とする紅河ハニ族イ族自治州は、雲南省南部に位置し、紅河州の東を文山州、西北を玉渓地区、、南西を思茅地区、東北を曲靖地区、南部はベトナムと接している。
大理を源にする紅河は、[シ真]東高原を切り開き、東南方向に流れ、楚雄市、玉渓市、紅河州を横切ったあと、ベトナム北部湾に注ぎ込んでいる。
紅河州は、地域が広大で、豊富な観光資源がある。
中国の南の辺境に位置するので、風光明媚な亜熱帯の景色を楽しむことができるほか、アジアで最も壮観な鐘乳洞、建水燕子洞を観光することができる。
その他、7つの省級名勝区、5つの省級自然保護区がある。
■気候
紅河州の大部分の地区は、亜熱帯高原季節風気候に属し、年間平均気温は15℃から22.6℃である。
気温は、元陽、建水、蒙自、河口と南に行くにしたがって高くなる。
旅行に際して、最低でも2つの季節の服装の準備が必要だ。
また、雨具も準備したほうがいい。
旅行に最適な時期は、3月と4月、9月と11月。
●阿廬古洞
阿廬古洞は、瀘西県の西5キロ、阿廬山麓に位置しており、昆明からの距離は約200キロである。
有名な観光地、石林と国道が通じていることから、80キロの距離である。
エリア内には、瀘源洞、玉柱洞、碧玉洞という3つの洞窟と、玉笋河という河がある。
阿廬古洞の近くには9つの峰があり、峰の中には18の洞窟があるため、俗に“九峰十八洞”と呼ばれている。
阿廬古洞は、1988年に省九風景名勝区に認定された。
瀘西県は、イ族が集住する地域のため、毎年ここで火把節(松明祭)が行われる。
●建水古城
建水は、かつて臨安、巴甸などと呼ばれた歴史文化都市で、昆明から南に220キロの位置にある。
建水の都が建設されたのは、南詔国の時代で、明代(1387年)に、拡張された。
城には三層構造の城楼が4つあり、とても壮観である。
当時、建水には、“臨半榜”と呼ばれ、雲南の科挙の受験者の中で、掲示板に乗る者が半数を占め、雲南でトップであったという。
そのため、“文献名邦”、“ [シ真]南鄒魯”といわれているほか、“古建築博物館”、“民居博物館”ともいわれている。