上海にはたくさんのフランス桐が植えられているというのは、植民地時代にもたらされたからです。それに上海の街で色々なヨーロッパの建物の風景とが合わさり美しい街並みになったのです。公園や街端などどこに行っても桐の木を見かけます。
桐の木で一番独特なところはその「樹皮」だと思います。緑、グレ―、白と三種の色が一枚一枚組み合わさり水彩画のように美しいのです。徐匯区は解放前のフランス租界であり、上海でフランス桐が一番多い所なのです。
上海でフランス桐を観賞する場所
武康路と安福路をはじめとして、すごく綺麗な所がたくさんあります。
武康路
武康路は福開森路といわれます。また、「上海近代の百年歴史を濃縮した有名人の街」とも言われます。街端には見事な建物が全部で14か所、保護された歴史的建築が37か所、その中で武康大楼、巴金の旧居、黄興の旧居などスペイン式、フランスのルネッサンス式など各様式の建築物が集中しています。建築群に身に置くと魅力的な旧上海に戻っていくように感じます。
安福路
安福路も同じように長い歴史の中で洋式の別荘が立ち並んでいます。安福路を散策してみると、外国人の顔がよく見かけ、海外にいるようです。昔の道を歩いてみると、そばの建物をすり抜け、一本一本の旧い道を歩くと、旧上海の独特な雰囲気を味わえるのです。