金沢は上海市青浦区の西南部にある一つの鎮(ちん:町の意)です。青浦市街区から22キロあり、上海市中心から66キロあります。典型的な江南水郷です。にぎやかな上海にとても近いのですが、古鎮の人々は相変わらずに静かで、純朴な伝統生活方式を守っています。それゆえ、古鎮の歴史も姿も完全に保存されてきました。現地の人々は、金沢で一見に値するものはスタイルとりどりの古い橋だと言います。
昔の江南第一橋郷
金沢はもともと「六観、一塔、十三坊、四十二虹橋」があります。橋で世に知られる古鎮です。古くから「江南第一橋郷」と呼ばれています。下塘街一帯に幅350メートルの川筋があります。川筋に列した5つの古い橋は、宋、元、明、清四つの王朝を経た橋です。宋、元、明、清を経た橋は合計で7つ保存されています。迎祥橋、如意橋、放生橋、普剤橋、天皇閣橋、万安橋と関爺橋(林老橋)です。
見所:普剤橋
宋朝咸豊三年に建てられた普剤橋は、上海地区で一番古い石のアーチ橋です。この橋が一番目立った景観をもっています。いくつか欄干がない石のアーチ橋が原始的であり、江南でよく見る柔らかな木橋と違い、強いインパクトがあります。もともとは道だった場所が現在は休憩所になっており、そこで空、水を見て、両岸を自由に見尽くすことができます。ここで自分のペースにあわせてゆったりと歩くことができます。江南の橋は小さくて、精巧で緻密です。ゆっくり歩くことで、あらためて確認できる細かな部分がたくさんあります。
小さい村の住民は水辺で昔ながらの質素な生活をしています。商店も多くありませんし、カフェ、喫茶店、旅館もありません。昔の江南水郷生活境地が保存されているのです。
交通案内
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上海→青浦中心城:上海人民広場のそばの普安道(48番終着駅、延安道と金陵道に近い)で「沪青専用路線」車に乗ります。切符は6元で、およそ45分がかかります。終着駅は青浦バス停留所です。
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青浦中心城→金沢鎮:青浦バス停留所で定期バスに乗って、金沢鎮につきます。始発のバスは5:10に出発し、終バスは18:20です。金沢鎮の最終バスの時間は18:21です。切符は4元で、半時間ぐらいかかります。金沢鎮のバス停留所は318国道のそばにあります。318国道を抜けると金沢鎮に着きます。