楓泾は呉越(今江浙一帯)の繋がる所にあり、上海金山区に属しています。上海地区に現存している比較的大きな、完全に保存された水郷古鎮です。古鎮のまわりには河川網があまねく行き渡っています。鎮区内は川筋が縦横に交わっていて、橋が多くて52橋あります。現存している最古の橋は元代の致和橋で、700年に近い歴史を持っています。名声は朱家角古鎮より高くありませんが、その美しさは少しも遜色がありません。橋、流れ、人家には情緒的暖かさがあり。江南水郷の小川のせせらぎや、夕方、漁師たちが歌う純朴な故郷への唄も郷愁をそそるものです。
商業的な雰囲気がなし、静か楓泾古鎮
楓泾は小さく、同里、周庄と比べ、商業的な雰囲気もありません。無料で古鎮に入ることができます。観光スポットへ行く時だけ入場券を買う必要があります。各スポット5~10元とまちまちですが安価です。楓泾は人が少なく、静かで、人々がのんびりと暮らしています。とくに早い時間は、小さいころ、川辺で大通りや路地を歩き回った生活を感じることができます。古鎮は古鎮ならではの味わいがあり、どの視点から見ても、独特な景色があります。昔のまだら模様のある小道を歩いて、古鎮の風土人情を感じることができます。
夏の暑い日に、古鎮の水辺の廊下で時間をすごすことはいい選択です。お茶を入れて、爺と孫が遊びまわるのを見て、おばさんたちの世間話を聞きます。対岸の柳の枝が風に吹かれて揺れ、蝉の合唱は子守唄のように人を眠りにいざないます。
楓泾古鎮のお土産
古鎮で売っているおもちゃも古鎮ならではの味わいがあります。瓢箪、茶の葉、シロップ漬けにした果物、風車…もちろん状元餅、農民画というような楓泾特産品が欠くことができません。楓泾は状元餅、丁蹄(豚足)、干し豆腐、黄酒という四大特産があり、農民画も楓泾の一つの特色とみなします。ここに来たら、この地の粽は食べなければなりません。蓮餅を味わってもいいです。
交通案内
楓梅線に乗ると目的地まで直通です。列車に周りの景色を見たい人は蓮楓線を選びましょう。時間が掛かりますが、途中で車墩、レジャーランドなどを眺めることができます。