上海4大僧林(大寺院)」の1つ
上海法蔵寺は盧湾区老西門吉安路271号にある上海の唯一の天台宗の道場で、玉仏寺、龍華寺、静安寺と並ぶ「上海4大僧林(大寺院)」の1つです。1923年に仏教の世界の長老である天台宗の高僧、興慈大師によって創建されました。敷地面積は約3000平方メートルあり1924年に建設し始め5年をかけてこの新旧相まった寺院建築が完成しました。
荘厳な殿堂
殿堂は荘厳で、配置もいささかもおろそかな所がありません。お釈迦様は大雄宝堂に鎮座し、迦葉と阿難はその両側に立っています。左右には築山があり、十八羅漢、五十三参や二十四諸天神像がその上に立っています。立派な講経堂は広々としているのでここで600人が同時に講義を聞くこともできます。藏経楼にはかつて明代に描かれた「西藏」、清代の「竜藏」と日本の「続藏」など貴重な経典が収蔵されていました。唐玄奘三蔵舎利塔、明代の文殊菩薩銅像、古観音菩薩銅像など形も輪郭も美しい重要な仏教文化財が保存されています。
法藏讲寺にある大雄宝堂はもともと古代ローマ様式の建築スタイルで、上海仏教寺院の中でも特別な存在です。大雄宝堂の下にある「千人のホール」は昔のまま残されており、外観は半地下になっていて多機能ホールとして使うこともできます。説法を解いたり、精進料理をいただいたり、また大きな法要を開く場としてなどさまざまな用途にぴったりです。殿内の柱と殿外の外壁に、于右任、章太炎、李烈钧、正道閑、王一亭、叶恭绰など多くの中華民国時代の著名人の石刻対聯が今でも保存されています。
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参拝時間:07:30-16:00
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参拝料:5元
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交通アクセス:地下鉄:地下鉄8号線、地下鉄10号線、老西門駅下車:バス:17、18、864、24、236、932号線、老西門駅下車