東台路の骨董市場は上海市で最初の骨董品市場で、国内外でも評判がよく「上海の琉璃工場」と呼ばれています。
位置
東台路の骨董市は正式には「瀏河路旧工芸市場」といいます。東台路(南北に延びている)は瀏河路(東西に延びている)が交差しているところに位置していますが東台路が長くてとても有名なので俗に「東台路の骨董市場」と呼ばれていて、それが省略され「東台路」となっています。
ここには約140軒の露店や店舗があり、窓ガラス越しに陳列された色とりどりの骨董品を見ることができます。また店の外にある商品とともに上海特有の古めかしい風景を作り出しています。
取り扱い骨董品
ここで取り扱われている骨董品は種類が多く、伝統的な陶磁器、金銀器、玉石器、彫刻器、書と画の碑の拓本などのほかにも近代の図書、切手、貨幣、生活用の器物、工芸美術品などもあります。さらには上海の港が開かれた以降の時代の古い時計、レコードプレイヤー、ナイフとフォーク、銀製の皿などがあります。最近では他の地方の経営者たちがここに集まり現地の特色ある工芸品を販売しています。
ここには早くから上海で古美術商として商いを行っている人たちが多く、彼らの影響力は絶大と言われています。そのため観光客だけではなく多くの専門家たちが骨董品を求めてやってきます。
歴史
ここはもともと花鳥市場でしたが1983年に市場になりその後衰退していきました。1986年の春、チベット南路の反対側にある会稽路が上海で最初の露店文物市場になり何度も取り締まりを受けてきましたが、その度に再興していました。1988年になって東台路の花鳥市場が「瀏河路旧工芸品市場」になりました。
交通案内
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住所:上海市福州路(浙江路口)文化街
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交通:地下鉄8番線に乗り、老西門で下車。そこから徒歩約460m。