洱海は風景が秀麗な高原淡水湖で、湖面の海抜が約1972メートルです。北側は洱源県江尾郷に源を発し、南側は大理市下関鎮まで、形が新月のようで、南北の長さが41.5キロで、東西の幅が3—9キロで、周囲が116キロで、面積が251平方キロです。
洱海は瀾滄江水系に属し、北側は弥苴河と弥茨河が注ぎ、東南からは波羅江、西側は蒼山十八渓流が注ぎ入り、水資源が豊かで、平均貯水量が28.2億立方メートルで、平均深度が10.5メートル、最大深度が20.5メートルです。湖水は西洱河から流れ出し、漾江と合流して瀾滄江に注ぎます。
洱海地区の気候は温和で、年平均気温が15.7℃、最高気温が34℃、最低気温が-2.3℃です。湖水が氷が張ることはなく、年平均降雨量が1000~1200ミリです。洱海の西側は点蒼山が障壁のように連綿と続き、東側は玉案山が聳え、山に囲まれた空間がとても美しいです。大理洱海はいつも「高原の珠」という美誉を持っています。昔から今まで、洱海を賛美する詩詞文章を作った人は数え切れないほどです。
洱海の気候が温和で湿潤で、風景が奇麗で心地よいです。洱海を観光すると、島々、岩穴、湖と沼、砂州、林木 、村落のそれぞれ魅力があり、人々を楽しませます。古人は洱海の観光名所をまとめて、「三島、四洲、五湖、九曲」と言います。
洱海の南側の団山には洱海公園があり、蒼山洱海の景色を観賞するよい所です。公園は1975年に大規模に造営されました。東北部は雲南のツバキ、ツツジ、サクラソウなどの珍しい植物が植えられた苗圃です。大理地区の様々な稀少植物もここに集められました。例えば大理観音塘の観音柳、鶏足山の鶏山竹、大理感通寺の感通茶などです。
北側は海浜浴場とされ、広い芝生が整備され観光客に休憩の場所を提供しています。芝生の後ろの坂には御影石で200段ほどの階段がつくられています。段階を上がると、林木が茂っている団山の頂上には、望海楼があり、回廊が接して、古めかしい民族の特色ある建築様式で構成されています。望海楼の回廊を散歩しながら眺めると、蒼山洱海の壮麗な風景が目に入ります。