中岳廟は河南省鄭州市登封県から東へ4km、太室山南東麓の黄盖峰にあります。四囲は山々に囲まれ景色がとても綺麗です。中岳廟は秦代(紀元前221-207年)に創建された「太室祠」が前身になったと伝えられ、前漢の元封元年(前110年)に武帝が嵩山を訪れた際、祠官に大規模な増築を命じました。その後も多くの変遷を遂げたが唐、宋時代は最頂期とされ、清乾隆年間にも大規模な修繕が行われました。
中岳廟は清代の改築によって現在の規模になったが官式作法を範としたもので、参道は南北の軸線に沿って中華門、遥参亭、天中閣、配天作鎮坊、祟聖門、化三門、峻極門、嵩高峻極坊、中岳大殿、寝殿、御書楼と言う11の建造物群によって構成されています。敷地面積は約10万㎡、河南省内に現存する古建築群の中で最も大きい、保存状態も大変良い宗教建築です。
中岳廟には今でも殿宇、楼閣、亭、台廊、碑楼、庭など400あまりの建造物が残り、主に「故宮」の様式に準じたものです。更に漢時代から宋時代の柏の巨木335本を始め、「太室闕」「魏碑」「唐碑」「宋八棱幢」「金代中岳廟図碑」「明代五岳真形図碑」などの刻石や金属器百件余り、道教経典の板刻百点余り、及び「説嵩」「嵩岳廟史」「龍潭寺記」など板刻千点余りが残っており、歴史的、芸術的、科学的価値が非常に高い。
イベント毎年の旧暦3月10日と10月10日に「中岳廟祭り」が行われます。十日間続きます。
周辺のスポット東に廬崖寺、廬崖滝、西に「中国一の塔」と言われる嵩岳寺塔、宋当時の四大書院の一つである嵩陽書院などがお勧めです。
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