ウォーターパークは天津市区の南西部にあり、昔は「青龍淵」と呼ばれるレンガを焼くために掘られた穴のあった場所でした。解放後、天津市政府によって公園にされ1951年7月1日、一般開放されました。公園の総面積は125ヘクタール、そのうち水域面積が8.2ヘクタール、緑地面積が35万平方メートルで、200種類の庭園の草花や樹木などが植えられています。天津市最大の水上の景色に特色のある、水上イベント満載の総合公園だといわれています。
ウォーターパークは、三つの湖と五つの島(東湖、西湖、南湖;春島、夏島、秋島、冬島、瀛岛)で構成されておりそれぞれ互いに繋がっています。湖岸にはしだれ柳が、湖にはハスがありと園内の緑と相まっています。島にはイボタ、エンジュ、ネムノキ、アオギリなどの樹木が植えられ、並木道がつくられています。春には桃の木と柳が水を撫で、夏は蓮花が太陽の光に映え、秋になると紅葉に霜がかかり、冬には氷が輝きます。湖には大小さまざまの島があり、また異なった景観をつくりだしています。形の優美なアーチ形の橋と桃の木と柳の土手、楼閣や縁台も素朴で雅やかになっています。珍しい草花は色鮮やかで、木々は青々と茂っています。赤い楼閣と緑深い樹木が湖面に映り、そよ風で澄んだ湖面にさざ波が立ち、まるで南方の水郷の趣が溢れているので「北の小西湖」と称賛されています。亭洲の「眺運亭」がパークの中心になっており、高さが26.5メートルで3階にはベランダがあり、そこは公園の中で最も高い所になっています。観光客はさまざまな高さのところで全体の景観を観賞するだけではなく、新鮮な空気を吸いながら、大自然に抱かれているような感じを味わうことができます。
園内にはまた、「神戸園」、「盆栽園」、「碧波園」などの小さい庭園もあります。公園のテーマパークには天津で最も高い観覧車、ジェットコースター、ラフティング、空中遊泳などがあり、スリル満点です。趣きのある「龍船」が湖面に浮かび、水上バスと高速モーターボートも行き交っています。観光客は300種ほどの遊覧船に乗り湖面の美しい景色を楽しむことができます。ウォーターパークの周りには有名な天津市テレビ塔、天津動物園などのスポットもあります。1991年、ウォーターパークは天津市民によって「天津市で最も美しいスポット」の一つと評価され、「龍淵浮翠」と名付けられました。2004年、国家旅行局によってAAAA級旅行風景区に指定されました。現在のウォーターパークは、日中、目や心を楽しませ、夜には夜景がきれいで一日をとおして楽しめるアミューズメントパークになっています。