鹿回頭公園は三亜市の西南の鹿回頭半島内にあり、総面積は82.88ヘクタールに達し、大小の5つの山からなります。主な観光名所として、順風台、鹿苑、情愛文化園、鹿回頭彫像、山頂花園などがあげられます。公園は三方を海に囲まれ、一方は三亜市区に隣接し、「情愛文化」を主題に位置づけ、昔から「南海情山」と呼ばれています。高所に登って海を眺め、日の出と日没を拝むには最高地点で、三亜市の全景を見下ろすことのできる唯一のポイントです。
鹿回頭公園には、ひとつの美しい愛情伝説が伝わっています:昔、五指山にいた勇敢な黎族の若者が弓矢を手にして金鹿を追いかけ、最南端のこの地まで追いつめました。海を前に逃げ場のなくなった金鹿はふりかえると、美しい黎族の乙女に変身していました。その後、二人は結婚をし、魚を捕り、畑を耕し、子供を育てひとつの村を造っていったと言われています。「鹿回頭」の伝説は雲南の「阿詩瑪」、広西の「劉三姉」と並び中国少数民族の三大愛情伝説と呼ばれています。
園内の鹿回頭彫像は海南の黎族の美しい愛情伝説をもとに造られたものです。彫像は高さが15メートルで、海南島の最高の彫像で三亜市の城邑の彫刻になったので、三亜市は「鹿城」と称されています。他の愛情文化観光には「心が通う錠」、「夫婦木」、「仙鹿木」などがあります。毎年の「天涯海角国際結婚節」には、恋人同士は必ずここに来て永遠の愛を誓い合います。
鹿回頭は有名な「黎族聖山」と「生態の山」です。園内には黎族民族文化の回廊、黎族の村のスタイルを描いた「玫瑰抱(バラを抱く)」や、黎族の舞台および「豊作図」などの黎族トーテムポールがあり、黎族人の多様な風習を展示しています。同時に公園は三亜市区で一番良く保護されている熱帯植生と生態保護の地方の一つです。数十種の珍しい保護動物と500数種の植物がここで育てられています。
毎年、中秋の夜には、鹿回頭公園と天涯海角の二つの観光地で多彩なイベントと遊園活動が行われています。伝統的な「灯謎会」(灯籠やちょうちんの上になぞなぞを書いて、なぞを解くこと)、月餅の展示即売会などがあり、一番特色があるのは、鹿回頭の「鹿山の月見大会」です。
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