湛山寺は青島市東部の湛山の西南部、太平山の東麓にあり、青島市区で唯一の寺院です。1933年から計画し始めて、1945年に完成しました。
入り口には二つの石獅子が鎮座しており、言い伝えによれば、明代にあった青州衡王府の遺跡であるそうです。寺の前には、泉の水を集めた池があり、放生池とされています。院内には大雄宝殿、三経殿、天王殿等の主要な建物があり、裏には藏経6000部と古代仏像を保存する藏経楼があります。湛山寺の三面(東、西、北)は山に囲まれ、南は黄海を向いています。1982年に、青島市の政府は湛山寺を市レベルの重点文物保護対象としました。
湛山寺は山に沿って建築されており、入り口から蔵経楼まで四つの面があり、すべて明代の宮殿建築を模しており、明柱が外に出ており、木と石とで作られています。面積は約200ムーで、中院、西院、東院の三つの区域に分かれています。中院には天王殿、大雄宝殿、三圣殿、藏经楼があります。西院には、倓虚法师纪念堂、三学堂、齐堂があり、東院には安養院素香斋、供老僧颐養天年と宾客食宿があります。寺の東南方には药师琉璃光如来宝塔があり、寺と塔はそれぞれお互いを輝かせています。
湛山寺の前には泉の水を集めた池があり、池のそばには東屋があり、観音が池の中に、白い玉のハンドルを手にして池を守っています。山門に扁額があり、金色の字で「湛山寺」と書かれてあります。両側は「常住」「三宝」、東と西の石の壁に「転大法輪」「佛日增辉」とあり、すべて倓虚法师によって書かれたもので、洗練された筆を見ることができます。
入り口に入ると、すぐに天王殿が見えます。中には无冠弥勒観音が祀ってあり、その左右には四大天王があり、後ろは「大雄宝殿」の韦驮観音があります。大雄宝殿は、僧侶たちが朝夕の朗読と参拝をする場所です。宮殿は面積が広く、松が林立し、石畳の道路があります。大殿は立派で、中には释迦牟尼佛、大智文殊観音、大行普贤観音、左右には16の彫刻が置いてあり、後ろは供海島観音が祀ってあります。