「天坑」とはカルスト地形の一つです。広西チワン族自治区の楽業県の天坑群は世界で最も大規模な天坑群といわれています。天坑(地元の人は「大石囲」と呼ぶ)は全部で100箇所もあります。最大の天坑は深さ約300メートル、入り口の広さは約6万平方メートルに達します。楽業県天坑群の形成は300~400万年前のヒマラヤの地表運動にさかのぼります。
楽業県は「世界天坑の都」、「世界天坑の博物館」といわれ、県内には世界で最も雄壮な水上天然アーチ形の石橋――布柳河仙人橋や百朗大峡谷、五台山原始森林などの景勝区があります。
ここの空気は新鮮なので「天然のエアコン」、「天然酸素バー」などの呼び名があります。中には神秘的なムリアム系氏族文化、把吉の古い造紙術、火売文化生態観光村、布柳河チワン族の風情、高山漢族唱灯芸術など特色に富んでおり天坑の観賞、探険旅行、科学考察、民俗の取材、レジャーという要素を含んだ観光スポットになっています。
大石囲天坑は天坑群で最も有名で、天坑群を代表するもので「天然絶壁地宮」と賞賛されています。大石囲天坑地下原始森林の面積は9.6万平方メートル、深さは613メートルあり容積は約0.8億立方メートルに達します。原始森林の底にある地下溶洞の高さは50~200メートルで奥行きが70~150メートルあります。洞内には広さが7~13メートルの地下河が二つあり、それは広西では現在、最大の流水量を誇り、長さは最も長い地下河です。
布柳河峡谷の全長は16.9キロメートル、遊覧観光ができ「桂西第一漂」、「植物の王国」、「鳥類の天国」ともいわれます。筏に乗り川に沿って進むと、その両岸は険しい崖でそこには木が生い茂り、野猿が群れをなし鳥が鳴いています。川の下流には天然のアーチ形の石橋があり、地元の人に「仙人橋」と呼ばれています。橋の幅は19.3メートル、長さ280メートルで、高さは165メートルありまるで巨大な龍が川の両岸に横たわっているようです。世界で最も大きく、美しい水上の橋です。
羅妹蓮花洞は洞窟の延長が約970メートル、高さが約15~20メートル、洞底の面積が2万平方メートルほどあり、洞窟内には大小あわせ296個の「蓮花盆」がありこれは世界で最も規模の大きい「蓮花盆」です。ここは長さ約9メートル、幅約4メートルの世界一ともいえる「蓮花盆の王」があります。また数え切れないほどの「穴珠」があり、「蓮花盆」内外にも分布し巧みで精美な芸術品のようです。
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