概況
どこまでも続く起伏に富んだ千佛山には、緑がいっぱいあります。千佛山は済南の障壁のように存在しています。済南の三大名所旧跡は、趵突泉、大明湖と千佛山です。曲がりくねった道の西路に沿って山に登り、途中に唐槐亭があります。唐槐亭の隣には一本の古木があります。唐朝の有名な将軍である秦琼はその古木に馬をつないだことがあるそうです。
山の中腹には彩色を施した牌坊があります。それが「齐烟九点」牌坊です。一覧亭に登り、欄干から北側に眺めると、近くにある澄み切った大明湖は鏡のようで、遠くには悠々と横たわる黄河が流れています。一覧亭から泉で有名な済南の景色が全部見えます。
歴史
唐朝以前に千佛山を歴山、舜山と呼んでいました。晋朝になったら、仏教がだんだん伝わってきて、毎年千佛山で「迁祓儀式」という儀式を行ってので、庶民からは「迁祓山」と呼ばれていました。
隋朝開皇年間、この山を掘る工事をした際、仏像がたくさん出てきたので千佛山と呼ばれるようになりました。さらに、お寺を建て、有名な神仏を祭る所になりました。元朝から、毎年の陰歴9月9日の重陽節になると、祭りが行われています。1959年に公園になり、総面積166.1ヘクタールに及びます。
観光スポット
臥佛
1996年12月に臥佛(横になる仏像)ができました。上盘山路が曲がりくねった所と万佛洞に行く道が交っている所に位置しています。臥佛は釈迦も横たわっている石像です。みかげ石で作られた仏像は長さ10メートル、重さ20トンです。東西に横になる仏像は頭が東側にあり、顔が北側に向いています。ふくよかな顔している釈迦は右手で頭をささえています。肩が広く、頭の上に髷のような小さい肉髻があります。耳が肩に触れるほど長く、眉毛が細長いです。目を少し見開き、胸につけた飾り物が瑞祥の意味を表す親しい方です。
十八羅漢
十八羅漢は別々曲りくねった道の両側と広場に位置しています。羅漢は釈迦の弟子です。釈迦のいい付をもらい、死亡することができない、いつでも人類の世界で人々に祭られます。佛を守り、人類を守り、人々が豊かに生活させる方です。龍を押さえつける羅漢もいるし、トラを捕まえる羅漢もいるし、ライオンを縛る羅漢と鬼を捉える羅漢もいます。羅漢たちは全部偉いですから、人々に尊敬されています。五代時代、羅漢に尊敬することは一時期大流行していました。