福州の食文化は、悠久の歴史をもち、その種類も豊富です。「仏跳壁スープ」、「ライチ肉」、「琵琶エビ」、「フカヒレの蓮の葉包み」など福州の伝統的な名料理を持っています。福州には特色があり、伝統的な軽食もたくさんあります。たとえば、「魚団子」、里芋を使ったスイーツである「芋泥」、「鍋辺糊」、「九階菓子」、「葱肉クレープ」、「中華素麺」や「春巻き」などです。
福州では「沙县小吃」(砂県風の軽食)こそ最も特色のある軽食の店だと言えるでしょう。砂県は福建省の地名のひとつで、沙县小吃は、その地の人たちによって持ち込まれたため、こう名付けられました。おもに冷やしラーメン、煮込み料理、魚団子、ワンタン、およびさまざまな丸煮が出されています。この種の軽食屋は店がとても小さいのですが、福州旅行に行ったら、絶対立ち寄るべきだと言われています。
福州の伝統的名物料理です。海産物の珍品である魚の唇を材料にして、生臭さを消してから紹興酒で漬け、鶏汁で調理します。魚の唇を入れてから、とろみをつけて煮込み、中国ハムを散らして完成です。この料理は色が雪のように白く、魚唇が柔らかく、コラーゲンが豊かで、口あたりがすっきりしているので、高級酒宴に欠くことのできない料理とされています。
「鍋辺糊」と呼ばれる軽食は、福州において400年以上の歴史を持つ料理で、さまざまな原料を利用し、柔らかい生地だけではなく、美味でかつ安価なため、とても人気があります。
芋泥は、伝統的なデザートです。祝日になるたびに、マッシュしたサトイモとラード、水を十分にかき混ぜ、茶碗に入れて強火で蒸かします。その後、油をかけて、赤ナツメ、クルミやさくらんぼなどで写真のように八卦の形に飾り、赤ナツメと砕いた米をマッシュサトイモの上に振りかけて完成です。きめ細かく滑らかなのが特徴で、この地の代表的なスイーツであるといえます。
福州の伝統的な名物料理です。アワビと干した貝柱を原料として、丹念でかつ精緻な包丁さばきで加工していきます。形をヒスイのようにするため、この名前が付いています。アワビと干した貝柱という美味しい食べ物を使ったこの料理は、栄養も良さ、姿の良さ、味わいの珍しさで酒宴の最高の料理だと認められています。
福州の伝統的な名物料理です。漳港で採れた貝の薄切りを沸騰した水に入れ6割がたにて煮て、紹興酒などの調味料に漬け込みます。これに鶏で取ったスープをかけて食べます。この料理はスープが澄みきっており、そこに貝の肉が芙蓉のような姿になって浮いているのが特徴です。その肉は、柔らかく美味で、中国の有名な文学者である郁達夫は『福州にいる飲食男女たち』という文の中で、「この料理は色も香りも、味も姿も、全て珍しく上品である」と誉めたことがあります。
この料理は、「闽菜」の伝統的な名料理です。「衆春園」料理店の鄭春発によって作り出されました。伝説によれば、何人かの客が衆春園に珍しい料理を要求し、店主である鄭春発はかつて学んだ料理を作り上げました。鍋のふたを取ると、おいしそうないい香りが部屋の中で満ちました。お客様はみんなうれしくなり、「ふたを取ると、いい香りが隣にどんどんと広がる。仏様でさえこのにおいを嗅いだら、経典を捨てて壁から跳んで食べにきそうである。」という詩文を書きました。そのため、この料理は「仏跳壁」と名付けられました。多くの山海珍味を集め、フカヒレ、ナマコ、鶏、金華ハム、豚の筋、干した貝柱、シイタケ、アワビ、タケノコ、ハトの卵など20の貴重な材料及び調味料で作られています。
福州の伝統的な名物料理です。白く柔らかい鶏肉を煮て、塊を切ってから、調味料、塩、赤い甘酒、香辛料、紹興酒、砂糖、鶏の煮汁などで作った汁に漬けたものです。この料理は、色鮮やかで、かつ柔らかく、濃厚でかつまろやか、酸味と甘味ももつ美食家のための料理です。
福州の伝統的な名物料理で、2-300年の歴史を持っています。豚肉の赤味をライチのような形に細工して作り出されます。豚肉を漢字の「十」のような模様に斜めに切り揚げると、深さも幅も均等なため丸くなり、あたかもライチのようになります。ケチャップ、酢、砂糖、しょうゆなどで味付けをしています。
福州の伝統的な軽食です。小麦粉を溶いて焼き、豚の脂身、長ネギ、生ゴマと一緒を挟んだ中国式のクレープです。もうひとつ伝統的な軽食として、「エビ干と肉のクレープ」があります。この作り方や姿は、葱肉クレープと同じです。エビ干、肉末、胡椒などを中身として、竈で焼きます。これも、3,400年の歴史をもつ料理です。
魚団子が嫌いな福州人はいないと言われるほどの軽食です。福州魚団子の白い皮は、魚の肉で作られています。魚によって、皮の味は全く変わります。最も有名なのは鰻とサメの肉で作られたものです。魚団子の中身は一般的には豚肉です、豚肉なのに、脂身は見えないし、硬い肉もありません。これこそ福州魚団子のおいしさの秘密なのです。この皮には魚のおいしさが詰まっており、中身には調和された味噌の香りもします。汁はあっさりで、刻みネギも薄い胡椒の匂いもその上に浮かびます。福州へ旅行に行ったら食べなくてはいけない軽食です。
「燕皮」は、豚肉とサツマイモを蒸したもので、「肉燕皮」とも言われます。清代光緒時代に作られました。色が白く、口当たりが細やかで柔らかく、すっきりしています。糸のような形に切って食べることができ、福州に特有の軽食の一つです。福州の食品店では燕皮を買うことができます。また、燕皮を原料とした「太平燕」などの料理もあります。
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