夜の大理古城は、人の往来が絶えず、街の中は絶え間なく人々が行き来しています。昼間と違うのは、古城の夜の景色が美しく、夜が更けるほど、人の心を揺さぶります。光と影は川のように途切れることがなく、点滅した多彩なライトの流れが、さまざまな細い路地に流れ落ちるので、夜の街は夢のように軽快で神秘的な色合いに満ちています。風が撫でると、ツバキの花、桃の木、細い柳、さらさらと流れる水はお互い引き立てあい、絶妙のコントラストを成します。新鮮な空気が五臓六腑に染み渡り、清々しい気分になり、凛として心地良く感じます。市は人々でたいそう賑やかだが、突然開かれることもなく、自由奔放に遊んでも行過ぎることもありません。古い城壁の明かりは落ち着いた輝きで、古城のもう一つの姿が映し出されています。素朴で静かな雰囲気は、観光客を引き付けています。ゆったり構えている夜の雰囲気は、人々を名残り惜しくさせ、帰ることさえ忘れさせてしまいます。
古城に位置する西洋街は、夜の中で別の雰囲気が現れ、民族の特色だけではなく、異国の情緒も持ち、とても賑やかです。一見すると、ここのバーや店舗などは古城の風貌と全く違うが、西洋街は中外の観光客が好むナイトライフの中心だと認められています。異なる国籍、異なる言語、異なる肌の色にもかかわらず、四方八方から来た友達はここに集まり、共通する家を見付けました。光りと人の影がぼんやりし、ゆらゆらと揺れます。月と満天の星が輝き、みんなが歓楽に酔いしれます。東西の異なる二つの文化は、この小さい町で互いに浸透し合い、世界中の観光客が西洋街の特有的な雰囲気に魅了され引き寄せられています。
洱海の恋
「洱海の恋」という大型の音楽レーザー噴水は、中国西南地区における今まで最も大きな都市噴水工程だと認められています。「声、光、水、電気、火炎」などの様々な現代技術手段を十分に利用し、極めて強い大理の地方民俗特色を持っています。擬人化、情感化、一体化を手法、及び現代の舞台芸術の表現形式を通して、大理についての物語プロットを筋に、洱海を舞台として大型の水上演出を作ってきました。30個の水景色をシーン別に、およそ百ぐらいの様々な造りが組み合わさり変化します。最主要の噴水は高さ約110メートル、池の面積が1750平方メートルで、現代技術と民俗文化を緊密に繋げている舞台だと賞賛されています。水を幕として上映する映画は、音楽と噴水のリズムと同じ、夢幻のような視聴覚の芸術雰囲気が作られていき、人々を震撼させ、これまで例のない観覧効果が現れています。
演出場所:大理市全民アスレチックセンター、洱海の隣