フルンボイル草原
概況
フルンボイル草原は内モンゴルフルンボイルに位置します。その名は、傍らの呼倫湖(フルン・ノール)と貝爾湖(ボイル・ノール)から名づけられます。世界三大草原の1つ、世界で最も優良品質の草原、モンゴル族の発祥地です。また、内モンゴルの主な牧畜区であり、有名な産物は三河馬、三河牛です。
草原が広くて、水も草も豊かで美しく風景もたおやかで、3000余りの河川が縦横に交錯し、500余りの湖沼が星のように煌めき、1枚の煌びやかで美しい絵巻を構成し、切れ目なく大興安嶺まで延びます。
名声を博したフルンボイル草原の理由は3つあります。第一に、北方民族の一大君主ジンギスカンは草原の出身です。第二は牧草地帯はきわめて品質良くて、刈り取った草は遠く東南アジアへ売ります。第三に、高くて大きくてたくましい体格の三河馬と三河牛を豊富に産出できます。フルンボイル草原で、ラクダに乗ったり、乗馬したり、「勒勒车」で湖を観光したり、湖の魚を釣ったり、林で狩りをしたりして心ゆくまで遊覧して、草原の風景を楽しめます。
観光スポット
美しいフルンボイルの坂や谷がゆるやかで、広い草原が人に落ち着くような感じを与えます。呼倫湖(フルン・ノール)はどうしても逃すことができない絶景です。湖畔に立って眺めると、見渡すかぎり果てしがなくて、海のようで広々としています。湖畔で常に晴れていた空が急変し突然大雨になることがありますが、西方には太陽がまだ照っている中で、都会人はめったに見えない「お天気雨」を見ることが出来ます。
毎年12月に、フルンボイルで草原氷雪祭りが開催され、世界各国に向けて案内が出されます。主な撮影ポイントは森林、草原、河湖氷雪の風景、冬季のナダム内蒙古自治区の牧畜区における年一度の祭りや競技会、氷雪彫刻、氷上での魚釣り、馬のリュージュ引き試合、寒中水泳などです。観光客に手扒肉(モンゴル民族の伝統食品です)、ひつじ足焼き、しゃぶしゃぶ、ミルク製品など現地の特色食品を用意しています。また旅行記念品の店もあります。