長沙市は交通が発達した都市で、水、陸、空の輸送手段が四方八方に広がっています。
航空
長沙黄花国際空港は長沙市東側の近郊、黄花鎮にあり市内から10キロほど離れています。湖南省で最も規模が大きく設備が整っている空港です。空港までは空港高速道路と長永高速道路がつながっています。現在、多くの便が就航しており、内モンゴル、チベットのほかに、北京、上海、広州、深圳、昆明、重庆など中国国内53の都市とバンコク、ソウル、釜山(プサン)など海外の都市へも行くことができます。空港から市内までは専用のバスがあります。
鉄道
長沙は全国でも交通重要地点で、京広鉄道が株洲を通り東は浙赣線につながり、一方で西は湘黔線につながっています。湖南省内を走る石長鉄道と枝柳線がここでつながっています。長沙駅は京広線の重要な現代化された駅のひとつで、普通列車と急行列車の待合室や賓客待合室などがあり、毎日ここから発車、またはここを経由する列車が百本近くあり、全国各都市に通じています。駅にある友誼アポロン商業広場の南側には株洲、湘潭へ向かうバスがあり、15分間隔で出ています。運賃はそれぞれ15.5元と16.5元です。
長沙から張家界または湘西まで行くには汽車に乗るのをお勧めします。長沙から張家界までは列車N569/570があるだけでなく、吉首までのN565/566、またそこを通る列車も数本ありニーズによって選択できます。長沙駅は市の中心部、武夷大道の東の端に位置しているので交通が便利です。
高速道路
長沙の高速道路は四方八方に広がっており、総距離は約6000キロで、北京から深圳までの107の、厦門から成都までの319の国道がすべて市内を通っています。長沙から湘潭、株洲まで日中は10分おきに、寧郷、益陽へは30分おきに、常徳、創陽へはそれぞれ每日8本のバスが出ています。長沙から韶山、花明楼、南岳衡山、張家界に着く観光バスは毎日あります。
近郊周辺の旅
瀏陽方面:バス東駅からは瀏陽市内へ向かう中型バスがありいつでも切符を買って乗ることができます。定員に達すると発車します。瀏陽市内には道吾山、大囲山など郊外の観光スポットと譚嗣同故居、文廟など市内の観光スポットを周る中型バスとタクシーがあります。
寧郷方面:雷鋒記念館へは栄湾鎮から315番バスに乗ります。劉少奇記念館、灰湯温泉レジャー区へ行くにはまずバス西駅からバスに乗り寧郷へ向かいます。そこから中型バスに乗り換えます。長沙県の石燕湖生態公園には東から120番バスに乗っても行くことができます。楊開慧故居へはバス東駅から長距離バスに乗ったほうがよいでしょう。
公共バス
長沙市内を走る公共バスの主要路線は1番から12番まであり、この他にも20本ほどの線路、中型バス1000台と約6000台のタクシーがありとても便利です。特に市内には「立珊専用ルート」という有名な路線があり、これは長沙出身の香港人が資金を出して作ったもので長沙駅を出発し終点は中南工業大学で途中、岳麓山などの観光スポットを経由します。普通車両(1元)とエアコン付き(2元)があります。エアコン付きバスはきれいで快適なので観光に向いています。また他に2本の市内観光線路もあります。ひとつは駅から岳麓書院までで、烈士公園、省博物館、清水塘、船山学院、岳麓公園などの観光スポットを経由します。もうひとつは南郊公園から華夏大市場まで、第一師範、天心閣、賈誼故宅、沿江風光帯、開福寺などを経由します。観光バスの切符は1枚で2度使え、価格は3元です。
タクシー
長沙市のタクシーは昼の初乗り料金が1キロ3元で、3キロまでは1から1.5キロが4元、1.5から2キロ5元、2から2.5キロ6元、2.5から3キロ7元ずつ課金され、3キロ以上は1キロあたり1.8元かかります。夜間(21時-翌朝5時)は3キロ以下の場合、日中の料金に1元を加え、3キロ以上になると1キロごとに2.16元かかります。500mを越すと課金され、途中の客待ちは5分で、1キロ当たり1.8元(昼)または2.16元(夜)かかります。