湖南料理は中国の八大料理の一つで、際立った特徴として油が多く、色が濃く、酸、辛さ、香り、新鮮、薫製を誇ります。長沙は湖南料理の中心で、中国で有名な美食都市です。長沙の人達は、食べることが好きで、味わいが上手だということです。
長沙で著名な湖南料理は、主に麻辣子鶏、三層套鶏、長沙麻仁ローストダック、シイタケと黄身のない卵、蒸し合いの薫製肉などです。瀏陽河の周りで、農民が経営しているレストランでは、本場の「郷土料理」を食べることができ、日常、都市で稀なサツマイモ餅、サツマイモ茎、芋茎なども味わうことができます。
臭豆腐
長沙の臭豆腐については、百年の老店「火宮殿」が最も有名で、火宮殿に入った人は、必ず臭豆腐を食べます。1958年、毛沢東が長沙で視察した時、わざわざ火宮殿に来て臭豆腐を味わいました。火宮殿の臭豆腐は質の良い瀏陽トウチ(豆豉)に冬の筍、シイタケ、酒などを加えて煮込んだ、にがりで作り出したものです。揚げた臭豆腐は、表が脆くて内が柔らかで、唐辛子の油、香油、醤油などの調味料をつけて食べると非常においしいです。
火宮殿のほかに、路地に点在している露店の臭豆腐の味もよく、例えば南門口の「五娭毑」は、臭豆腐を買う人がたくさんいて、いつも長い列ができます。
麻仁香酥鸭
麻仁ローストダックは、長沙の特一級のコック-石蔭祥の優れた作品で、柔らかさ、脆さ、新鮮、香りという特徴を集めた料理です。
口味蝦
口味蝦は数年前、長沙教育街、南門口から興った特色に富む軽食です。後に人気が全市いたる全省に及び、今日に至ります。口味蝦は色が鮮やかで、スープが濃く、味が濃く、香りと辛さは、他に類はなく、長沙人に人気があります。現在、長沙では初めて夜食として、専門に口味蝦を経営している特色のあるレストランがたくさんあり、南門口の「四娭毑」、八一橋の下にある「盛記」、「梅園」などは、比較的有名です。
德园包子
長沙人は饅頭というと、必ず「徳園」を思い浮かべます。徳園の饅頭は皮が薄く、餡がたくさん入り、ふかふかしています。糖餡は氷砂糖、薔薇砂糖または木犀砂糖などで作り出し、甘くておいしいです。肉餡は質の良い赤身とシイタケ、調味料をかき混ぜて作り出し、おいしくてさっぱりしています。毎朝、徳園の店前で饅頭を買う人がたくさんいて、いつも長い列を作ります。徳園の本店は侯家塘にあります。
花菇无黄蛋
シイタケと黄身のない卵は、長沙の伝統的な著名な料理で、早くも当世纪30年代で名が知れました。その調味の大切なポイントは火加減で、蒸し込んだだけでなく、白身が流れ出ないようにしてあり、そうしなければ造形が潰れやすいです。蔡海雲の作った黄身のない卵は、表がつるつるしていて潰れなく、とても新鮮で柔らかいです。このような黄身のない卵は、いつも食べる人を深く感心させます。