著者:
Lu LaMei
2014/04/29
概況
湖南省の省都である長沙は「星城」と呼ばれ、湖南省東部の湘江下流の長瀏盆地西側に位置し、省内の政治、経済、文化、科学教育、交通の中心になっています。長沙の南には株洲市と湘潭市、西には婁底市、北には岳陽市、益陽市そして東には江西省宜春市、萍郷市があります。東西の長さは約230㎞、南北に約88㎞、総面積は約1.18平方キロメートル、そのうち市街区の面積は556平方キロメートルあります。総人口は601.8万人です。長沙市の木は香樟木、市の花はツツジです。現在では芙蓉区、天心区、開福区、岳麓区、雨花区、瀏陽市、長沙県、望城県、寧郷県の五区四県(市)から構成されています。
発展
長沙は中国中南部の重要な商業都市で、経済はサービス業を主とし、中でも特にマスコミ関連や娯楽事業で有名です。ここ数年では新型の工業化推進のため、ハイテク技術産業と機械製造業もめざましい発展を遂げています。2008年のGDP総額が石家荘、、ハルビンを上回ったことに続き、2009年の全市生産総額は済南、鄭州の2市を上回って3744.8億元に達し、中国省都都市の中で一躍、第7位に躍り出ました。
交通
長沙はすでに水・陸・空すべての交通システムが整備されておりとても便利です。長沙黄花国際空港では39路線の便が就航し、北京、上海、香港、バンコクなど大都市からの直行便があります。
観光
かつて「潭州」と呼ばれた長沙は楚漢名城、山水洲城そして「快楽の都」として有名です。中国主要の歴史文化名城として長沙は楚漢文明と湖湘文化の発祥の地で、三千年の燦爛な古城文明史をもっています。世界考古奇跡と称される馬王堆漢墓や走馬楼書簡といった出土品は重要文化財で、濃厚な楚文化と湖湘文化を強く映し出しています。岳麓山の麓にある岳麓書院は湖南文化のシンボルです。悠久の歴史、輝かしい古代文明をもち、また山や水にも恵まれている長沙は風景が素晴らしく、そのため観光資源も豊かで至る所に観光名所があります。中でも岳麓書院、馬王堆、開福寺、天心閣などの名所旧跡や岳麓山、烈士公園、橘子洲などは非常に有名です。このため長沙は中国国内で最初に公表された「24ヵ所歴史文化名城」であり、また対外開放旅行都市のひとつです。
秋は長沙旅行に最高のシーズンで、岳麓山の紅葉が一番美しく、また橘子洲を見学するのには絶好のタイミングです。夏は非常に暑いのでおすすめできませんが、それ以外の季節はまた季節ごとの見どころがあります。
長沙の基本情報
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名称:長沙
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ピンイン:cháng shā
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所属地区:中国東南部
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別名:星城
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人口:704万人(2011年まで)
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面積:11,819.5 K㎡