八大処―香山

八大処―香山は北京のとても人気があるトレッキングのルートです。このルートにはさまざまな行き方があり、周りの景色も綺麗です。そして北京のトレッキング愛好者に「香八拉」——香山、八大処トレッキングと呼ばれています。香八拉は意外と広く、百望山から、太舟塢、東山、三家店、法海寺、八大処、香山さらには植物園までがこの広大な敷地の中にあります。

八大処-香山トレッキングの距離と難易度は歩く人の状況に応じて調節でき、いろいろなルートを選ぶことができます。その中でも多くの人が利用するのは八大処の雍王府から、虎頭山——涼棚——香山後門——掛甲塔——三岔口——打鷹窪——四棵樹―植物園とまわるルートです。

このルートはあまりハードではありません。歩きやすい靴を履いてミネラルウォーターと食べ物を持っていくことをお勧めします。

東四胡同

胡同

東四大街は元の時代、十字町と呼ばれていた非常に賑やかな町です。明の時代の永楽年の頃、東四大街の交差点にはそれぞれ東西南北に「東四牌楼」という装飾用の建物(中国ではこれらの建物は「牌楼」と呼ばれています)が建てられました。そのためここは「東四」という地名になったとされています。これらの建物すべてが「四つの柱、三階建て」の建築スタイルです。東楼には「履仁」(「仁義を果たす」という意味)、西楼には「行儀」(東楼と同様の意味)、南楼と北楼には「大市町」と書かれています。

1954年にこの四つの建物はすべて取り壊されました。建物のない現在でもこの地名は残されています。「東四」と名付けられた所は南、北、西にある街の他、「東西」の最初の通りから14番目の通りまでを含んでいます。

そのうち3番目の通りから8番目までは元の時代に造られたもので、幅の広いところで24歩の広さ、狭い所で12歩の広さという規則を持った造りになっています。通りは整列しており、四合院も規則どおりに分布し「魚の骨」と例えられるような様式になっています。すばらしいことにこれらの通りは700年余りの歳月を経た現在でも構造を変えていません。通りの両側には古い楼閣、店が並び、まるでタイムトンネルを通って昔に戻ったようです。東四地区は建築の歴史があるだけではなく歴史文化も深くとても有名です。ここでは皇室の貴族の豪華な生活や官僚の輝かしい足跡、文人たちの優雅な生活、近代の軍閥の栄枯盛衰、富豪の贅沢の極みなどを垣間見ることができます。

古典にまつわるトレッキングルート

「歴史ある本場の食べ物-隆福寺小吃店」ここでは本場の北京の味が堪能できます。

「北京に唯一残る貴族の邸宅‐九爷府」北京に50あった貴族の邸宅の最後の1つ。

「大都市の桃源郷‐好園賓館」北京の典型的な四合院式のホテル。

「大都会のイスラム信徒の心のよりどころ-東四清真寺」雑踏の中の静かなモスク。

「21世紀の「八大祥」‐大新紡績布店」外国人からの評価が最も高い生地屋さん。