胡同遊
胡同は北京特有の路地、横丁のこと。北京には数千本と、おびただしい数の胡同が故宮の周囲に張り巡らされている。殆どは元と明、清、この三つの時代につくられた。
北京では故宮を中心に、通りが縦横に、まるで碁盤の目のように配置された。正規の胡同は故宮の東側と西側に集中し、南北に整然と並び、多くの貴族が住んでいた。普通の胡同は、多くが故宮からやや離れた南側と、北側につくられ、商人や庶民が大勢暮らしていた。
民国時代、社会は極めて不穏な状態にある。内戦が頻発し、外国の侵略が続き、北京の環境は整備されないまま、胡同も損傷がひどくなり、元々一つの家族が住んでいた四合院の多くもまた、多数の世帯が雑居する「大雑院」と化してしまった。1949年の中華人民共和国建国後、胡同は従来の姿を元に、ある程度修復された。しかし、十年にわたる「文化大革命」で、胡同に残されていた貴重な数多くの歴史、文化遺跡は破壊され。そして1978年に始まった改革開放。多くの胡同はブルドーザーで跡形もなく壊されてしまい、跡地にモダンな高層ビルが屹立するなど、北京は大きく変貌した。
北京の市街地では、胡同はその面積の三分の一を占めていて、人口の約半数を占める人々がそこで暮らしている。胡同では昔と変わることなく今でも、庶民の生活が営まれている。胡同は北京の"血脈"とも言える、これからもずっと北京の歴史、庶民の生活の改善ぶりを記録しつづけていくことだろう。
観光ツール
銀錠橋→ 什刹海→四合院造りの民家を訪問→恭王府→鼓楼と鐘楼見学
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